2012.01.08

デザイン

前の2012年の抱負の中に「デザイン」を勉強すると書きました。なぜいまデザインをやりたいと思っているのかについて、デザイナーではない自分なりの意見を書きたいと思います。素人なので玄人の方が読んだら怒るところや、違うところもあると思いますが、素人の戯言だと目をつむってください。

デザインって何?

adingoにもデザイナーさんはいますし、グループ全体を見ると、デザイナー・クリエイター・コーダー、一括りにデザイナーさんと言っても、たくさんの種類の方がいます。これはエンジニアでも同じで、エンジニアと名乗る人もいれば、プログラマと名乗る人もいるようです。ここではデザインに関わる方すべてをデザイナーだと呼ぶことにします。

ぼくは、デザインとは「心地よさを作ること」なのではないかと思っています。

「心地よさ」は時に、「美しさ」や「便利さ」や「ワクワク感」や「驚き」や「風格」だったりします。美しさや便利さの中に心地よさを作っていくこと、人々に驚きや風格という心地よさを与えていくことがデザインだと思います。

最近の心地よさ

そんなことを思っていたときに、スマートフォンが出てきました。スマートフォンを使っていると、すごくインターフェイスがうまくできていたり、コンセプトがきちんと練られているものがある一方で、細かいけれども使いにくかったり、めんどくさかったりするものもたくさんありました。機能としてはそれほど変わらないものなのにこんなに違うものなのかと思いました。

Facebookを使っているときには、そのリアルタム性に驚かされました。「いいね」を押したり、友達がコメントをしたらそれが非同期リアルタイムで自分のフォールに反映されていきます。機能性での心地よさがそこにはありました。

ウェブが僕らの生活の奥深くまで入り込んできているためなのか、携帯性やリアルタイム性が増しているからなのか、これまでなら目をつむっていた細かな不快さが、一層際立っているように思いました。それは一方で心地よいサービスがたくさん出てきた証拠なのかもしれません。

ウェブだけではありません。何かをプレゼンテーションする手法も、パワーポイントだけだった世界から、Youtubeを使った動画プロモーションもできるようになり、印刷技術もどんどん良くなっています。様々な会社が出しているリーフレットや資料の中には、とてもクオリティが高くて驚かされるものもたくさんあります。海外のブログなどを見ていると、こういう作り方があるのかと日本では見られないようなデザインに当たることもたくさんありました。

少しでもより良い心地よさを作っていけないのか?

技術や手段は格段に増えているにもかかわらず、いまのままでも困らないからという理由で意識できていない問題があると思うわけです。またデザインの問題になると、自分はデザイナーじゃないからとちょっと腰が引けてしまってしまうこともあると思います。けれども自分が作ったものを自分が見て、少なくとも「クールだ!」と思いたいし、お!かっこいい!とか美しい!見やすい!とか思ってもらいのは間違いありません。

だから今年は自分の仕事に、よりデザインを取り入れていきたいと思っています。言い換えるなら心地よさです。デザインもシステムも企画も営業も経営も、何かを作っていくという仕事とは心地よさを与えていくことであり、心地よさを与えられないということが、これまで以上に大きく影響するのではないかと思っているからです。

逆にほんの少し心地よさを与えられるものづくりを心がけるだけで、今自分が作っているものがもっと良くなると確信しています。本当に大切なところはプロのデザイナの方とチームを組んで作っていきますが、もし自分がその一握りの何かを持っていたら、もっともっとできることは増えるのではないかと思っています。

サービスはもちろんですが、たとえば1つ1つの提案資料やプレゼンテーションをもっと美しくできないか、よりわかりやすく伝えることはできないのか、伝える内容は同じですが、もっと相手が読みやすいように、心地よいものづくりができないか。

自分が関わるすべてのモノを、より美しく、よりクールにしていきたいと思っています。
あらためて2012年もよろしくお願いします。

2012.01.03

2012年

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2011年のテーマはenjoyでした。

2010年もありがとうございました

振り返ってみると、いろいろ楽しいことをやってこれたと思います。個人的に一番大きかったことは、やはり結婚したことです。年始に具体的に式の日程を決め始めて、そこから両親の顔合わせや式の準備などをして、5月1日に式をしました。上半期半年間は本当に激動でした。正直仕事何してたかあんまり覚えてないですw

結婚して変わったことはあまりありません。妻も同じ会社だからだと思いますが、仕事が忙しい時とか、明文化できない会社の雰囲気みたいなものが、お互いわかるので、特に何か面倒な説明をすることもなく毎日が過ごせています。

ただ良い事ばかりがあった2011年でもなく、3月に妻のお父さんが亡くなって、ぼくの母方のおじいさん、おじさんの奥さんも今年亡くなりました。特に妻のお父さんが亡くなったのは個人的にはけっこういろいろ考えさせられるものがありました。

妻は山あり谷ありとか表現してましたが、まさにそんな年でした。激動でした。

仕事では、新しいサービスを4月から作り始めてリリースできたことは良かったと思います。

スマホ向けADP「cosmi」をリリースしました。

自分でできること、できないことを改めて認識でき、できないと思っていただけでやってみたら簡単にできたこと、できると思っていたけどやっぱり1人だと無理だったこと、サービスを作っていくときにやらなければならないこと、たくさんのことを学び、そして小さな一歩ですが、リリースすることができました。それはすごくよかったです。

それからcosmiを一緒に作ってきた岩川さんと会えたことも大きかったです。岩川さんからはすごく色々学んだし、今でも学ばせてもらっています。だから2012年もいろいろお世話してください。11月からは2人増えて、今cosmiは4人で作っています。全員エンジニアで、ぼくがこういうチームにしたいなと思ったチームです。来年からは一気にこれに花を咲かせる番です。楽しみです。

さて、2012年ですが、2012年はずばり「世界で勝負する」

これは、12月にNYで行われたカンファレンスに自社サービスを出展をしに行ったのがきっかけです。

今までSan FranciscoやNYにビジターとして参加していましたが、今年からは出展者になりました。

初めての出展でいろいろな不安がありましたが、たくさんの会社とNYで話ができました。それはアメリカの会社だけではなくて、イスラエルやインド、中国、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、チリ、もちろん日本。彼らは別に自分の国だけでビジネスをしているわけではないし、当然のようにさまざまな国をターゲットにしています。じゃあ作っているものが凄いものなのかというと、そんなことはないし、adingoが作っているFluctやcosmiのほうがすばらしいところだってたくさんあります。

では、なぜ我々はそうならないのか?そういう発想が出ないのか?

それは単順に心理的な障壁があるだけだと思うんです。誰もやったことないし、英語が…とか日本でそこそこ儲かってるしそこまでグローバルやらなくてもいいじゃないか…とか。当然やりはじめたら大変なことはめちゃくちゃあって、「心理的な問題とかじゃねーよ」とすでにチャレンジされている方から怒られそうですが、まずはやってみようと思えないと始まらないですよね。

自分たちが作っているサービスを日本以外のところに持っていったときにどうなるのかということにすごく興味があって、特にそれをタイムマシーン経営でアジアに持っていくのではなく、やはり世界に持って行ったらどうなるのか、世界最先端を作っていくというような背伸びをしなくても、まずは普通に世界で勝負したらどうなるのかということに興味があります。単純にグローバルで働きたいとかじゃなくて、グローバルでビジネスをやっていきたいという気持ちです。

だから2012年のテーマ。

「世界で勝負する」

そのために英語の問題は当然あります。たぶん心理的な問題の次は言語の問題ですよね。なので個人的な2012年の目標の1つは「TOEIC900点」。ここは必ず達成したいと思っています。もうやるしかないですしね。今まで避けていましたが、やるしかない。「英語以上に大切なことはある」ことは知ってますが、言い訳せずにやります。

TOEICはどれぐらい英語ができないかを測る試験”
武田薬品が新卒採用基準にTOEIC730点
海外進出を成功させる為に必要な3つのポイント

もう1つは「デザイン」

PhotoshopとかIllustratorの使い方を学びたいと思っています。社内で勉強会とかあればいいのですが(デザイナーの方検討してもらえると嬉しいです)。なぜデザインなのかという話は今度書こうと思います。

明日から仕事始めですね。まずは2月にシンガポールとインド、それからオーストラリア、アメリカと4月まで一気に進めていきます。

2012年もよろしくお願いします。

2011.12.16

おすすめの本

うちの会社にはOASISという社内ライブラリがあります。で、そこを管理してくれているOASISプロジェクトというプロジェクトがあるのですが、そこのメンバーの方から

社内向けにインタビューさせてください

と言われたので、オススメの本などを答えました。

和室でプロジェクトメンバーの方といろいろ話しながら、自分がこれまでにAmazonで買った本の履歴などを見ていると「あーこんな本も買ったなー」とか思い出してすごく面白かったです。

で、今回はそこで紹介した本をここでも紹介したいと思います。


國弘流英語の話しかた

高校生のときに英語がすごく苦手で、本当にやばいなーと思っていたときに出会ったのがこの本でした。この本は英語のテクニカルな話ではなくて、1つのシンプルな方法をとにかく1冊かけて提唱するというすごい本です。それは「音読」するということです。

中学校の教科書、高校の教科書をきちんとまずは文法や単語などを調べて訳して、ゆっくり読めばわかる英文を作り、それをひたすら音読しましょうというものです。これで高校1年生の時に1年間(毎日お風呂で)教科書を音読していました。音読の回数は1つの文章に30回。それで一気に英語の成績が上がって、英語が楽しくなりました。高校2年からは教科書に加えて大学受験の問題の英文を音読したり、毎日メルマガで英字新聞を取って、それを音読したりしていました。

英語について書くと、あくまでぼくの意見ですが、最低限の文法と単語は絶対に必要だと思います。だから「英語は文法なんていらないぜ」っていう主張はぼくは違うと思います。それはある程度ネイティブに近い環境にいたり、留学すれば話は別ですが、留学など1回もしたことない義務教育オンリーの自分の立場から言えば、やっぱり文法と単語は必要だと思うんです。関係代名詞と関係副詞の違いとか、現在分詞と過去分詞をうまく使えないとか、もちろんレストランの注文や少しの会話なら当然できるだろうけど、メール書いたり、複数で話したり雑談したりするのはきびしいと思うんですよ。なので、別にネイティブでもTOEIC満点でもないですけど、個人的には文法と単語は筋トレと同じように基礎を作るものとして大切にしています。

で、加えてやっぱり口に出して英語を話すってことは大切で、喋りたいなら自分が喋らないと上達しないと思うし、書きたいなら自分が書かないと上達しないと思います。その中でもしゃべるっていうのは一番厳しいので、そのトレーニングとして音読っていうのはすごく効果的だと思っています。何が上達するのか説明しろって言われてもよくわからないのですが、あえていえば、「リズムを感じる」ってことなんだと思います。たくさん読んでいると変な英語ってなんかリズムが変と言うか、なんか「言いずらいなー」とか、「わかりずらいなー」とか思いますが、正解はすごくスムーズに言えます。

それは自分ではこう解釈していて、正解の文をたくさん読んでるってことは、それだけフレーズが蓄積されているわけで、語順が違ったり、品詞が違うものを読むと違和感が自然と生まれてくるんだと思っています。だってどんなに音読したことない人でも「I is Tom」ってやっぱり変だし、なぜ変なのかって、それは一人称のBe動詞なのにisだからって言えますけど、その理由を脳が理解する前に脊髄が「変!」って思ってくれます。

是非この本を読んでみてください。全然英語できませんし、今でもトレーニング中ですが、そのビギナーの経験談として聞いてもらえるのであれば、この本はとてもオススメです。声に出して読むって場所も見つけないとだし、まあいろいろ大変なんですけど、毎日継続すれば目に見えて上達が見えるので楽しくできます。1回読んだらスタンプ押したりすると、地味にスタンプが貯まるのが楽しかったりします(笑)


レイコ@チョート校 ―アメリカ東部名門プレップスクールの16歳 (集英社新書)

この本は、あんまり有名じゃないと思いますが、ぼくは3回くらい読みました。まずこれめちゃくちゃびっくりするのが16歳の女の子が書いたということです。16歳の女の子が、自分がいま通っている高校で起こったことを書き綴って、1年生の冬休みに帰国したときに、自分の書いた文章を持ち込み企画で出版社に売り込みに行って、集英社がそれを本にして出たのか、この本です。

レイコというのは著者の名前で岡崎玲子さん、チョート校というのはアメリカにある超一流高校のチョート・ローズマリー・ホール校のことです。言ってみれば「トム@灘高校」とか「ジョン@開成高校」とかと同じです。

そう思って読んでみると、もうカルチャーショック以外のなにものでもありません。

まずは著者の略歴から。

岡崎玲子
1985年、兵庫県に生まれる。3歳半から8歳までカリフォルニア州アナハイムに在住。その後、中国の広州で生活する。浜松市の小学校で6年生の時、当時史上最年少で英検1級を取得。公立中学校1年生時には、TOEFL670点、TOEIC975点を記録する。また、国連英検特A級も後に獲得
2000年には、アメリカ・コネチカット州ウォーリングフォード市にある寄宿制私立高等学校、チョート・ローズマリー・ホール校に奨学金付きで合格。この高校はジョン・F・ケネディ元大統領など各界の著名人を輩出した。そして現地での留学生活を寮生として始める。2000年の冬、帰国中に留学先における体験を綴った作品の出版を企画。多くの出版社に企画書を送りそれが集英社新書として発刊。これが処女作「レイコ@チョート校」である。彼女の通っていたチョート校では、学力だけではなく人間性の育成を重視したトータル教育によって人材を育んでいる。
2003年6月に同校を卒業後、早稲田大学法学部に入学。同校卒業後に米国の弁護士資格取得を目指しカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の法科大学院(1年制)へ進学したが、[1] 現在は日本に帰国し、イラン関連のビジネスに携わっている。[2] (wikipedia)

で、本に出てくる高校の生の姿がすさまじくて、ぼくは別に日本を下に見るつもりは全くないんですけど、そう思ってみても、いやーこんなところあるんだなーと半分諦めてしまうくらいです。「トム@灘高校」とか「ジョン@開成高校」という本があったらどんな内容なのでしょうか。当然灘高校の橋本武先生のように素晴らしい授業をされる方はいらっしゃるし、日本も負けてないのかもしれませんが、それにしてもやはりカルチャーショックは大きい。

けれどもぼくらが認めなければならないのは、ここに書かれているのは、いま実際にある高校で日常的に行われている風景であり、ここの卒業生は今でも当然いるということです。で、このような人たちと自分は違うんだということもできます。けれどもやはりどこかでぼくは彼女らをすごく羨ましく、そして尊敬してみてしまいます。違うのではなく、どうやったら近づけるかと考えたくなります。

チョート校の極めて充実した教育の模様が生徒の眼で生き生きと描かれており、非常に興味深く読みました。授業は日本の大方の学校とは大違い。大量の宿題を課され、授業は予習を前提にした「わからないところを解決する場」。この基本スタンスからして違います。

カリキュラムは英語(文学)、歴史、理科(物理、化学、生物)、数学(代数、幾何、カオス理論や線形代数まで)、などのほか心理学、宗教、哲学、芸術、そして仏・独・伊・西など56コースもの語学の授業があり、それぞれ単位を選択して履修する。2000年の大統領選に際してはパネルディスカッションなどの特別授業も多々開かれたとのこと。生徒一人ひとりが「候補者」として「政策」を立案してスピーチし、投票する、といった授業まである。そんな授業を日本の中学?高校生にあたる年齢の生徒たちがこなしていく。

レイコ@チョート校 | tacanoblog

たくさんのことを学びました。考えさせられました。

「正解がない世界に対して、どうアプローチすればいいのか」

これがぼくに投げかけられた最も大きな問でした。

本当は正解がない世界を生きているはずの僕らは、どこかで正解を作ってしまって、それは周りや歴史や、常識が作るのかもしれません。けれども「正解がない」ということを認めたときにぼくらはもっともっと大きな何かに出会えるし、そしてもしかしたらもっともっときつい決断をしなければいけなくなるのかもしれません。

世界は広い。すごい人はいっぱいいる。今の自分の周りの中だけで考えていても何も生まれなくて、常識を捨てて、鎖を全部捨てて、運命を受け入れるのではなく、自ら選び創りださなければならないと大学生のときに深く考えさせられました。オススメです。

その他にもたくさん紹介したのですが、この先は本だけ紹介します。

2011.11.08

もしあなたが野球選手だったら

ぼくのチームに少し遅れて新卒が入ってきました。エンジニアです。

最近のぼくの朝は、彼の日報をチェックしてそれに対してコメントを書くところから始まります。書く内容は、ぼくが彼に期待していることやこういう考えを持ってほしいということを毎日耳にタコができるかのように書くという、読んでいる方からすると「またかよー」という内容のものです(笑)ただ大切なのでそれでいいんです。気にしません。

さて、今日はその話題についてちょっとだけ書きたいと思います。この内容を彼が本当に理解し、実行できれば、日報には次のステージの内容を書こうかなと思います。そのレベルになったらもはや日報では書けない話題などもあるので、飲みながら話そうと思います。はやくそうなってほしいと願っています。そしてこれを読んでいるルーキーの人たちや、学生の人たちにも参考になればよいと思います。

新卒というのはいろんなことを覚えないといけません。結果も出さないといけません。仕事に対する姿勢みたいなものも先輩によってそれぞれだと思います。結局どうしないといけないのかという悩みに苛まれます。

けれども、いつものとおりシンプルにこう考えてみましょう?

「もし、あなたが野球選手だったら」

新卒で入ってくるというのは、ドラフトにかかって、もしくは逆指名をしてチームに入ってくるということです。あなたはドラフト1位かもしれませんし、育成選手として入団したかもしれません。けれども残念ながらどのような経緯で入団したのかと、そのあとの野球人生が成功するのかはあまり関係ありません。もちろん期待されて入って結果を残す選手もいますが、そうじゃない人もいます。なのでまずは全部捨てることです。あなたがどんな経緯で入ってこようが関係ありません。

ではルーキーとしてまず始めに何を目指すべきでしょうか?

これはたぶんみんな同じです。「開幕一軍」。

まずは一軍に残らないとお話になりません。サラリーマンの世界では1軍、2軍という切り分けは明確にはありませんが、あえて当てはめるなら、毎日遅刻遅刻せずにきちんと会社に来るということです。挨拶をするということです。電話を取るということです。人の話を聞くということです。感謝をするということです。まずこれができないと残念ながら2軍です。

じゃあ晴れて1軍に残ったらあなたは次は何を目指すでしょうか?おそらく「レギュラー定着」だと思います。

ルーキーでレギュラーになるためには何が必要だと思いますか?まずはこれがあなたに最も必要なことですよね。それはずばり結果です。与えられたチャンスできちんと打つ。チャンスを与えてもらうためには、毎日まじめに練習に参加して、監督にアピールしないとダメです。だからまずはチャンスをもらうために、きちんと練習に万全の体調で来て、与えられたメニューをきちんとこなす。ただ、これはあくまでチャンスをもらうためにやることで、目的は結果を残すことです。

これってわかっている人は実はけっこう少ない。仕事に対してがむしゃらにやるというのは、がむしゃらにやることが目的なのではなくて、あくまで結果を残すことが目的なわけです。結果が伴わなければ、監督は使えません。いくら練習しててもです。だからチャンスをつかみ、結果を残す。これがまずはあなたがすべきことです。

チャンスというのはどこにあるかというと、目の前の目標です。だから四の五の言わずに目標に対してやれということです。そして結果を出す。そうすると次のチャンスが巡ってきます。いままで5試合に1回しかチャンスをもらえなかったのに、3試合に1回になり、ここぞという場面に使ってもらえるようになる。そして結果を出す。

くどいようですが、もう一度言います。チャンスをつかむ、結果を出す。結果を出せばチャンスがもらえる。そして結果を出す。この繰り返しです。

正直その他はどうでもいいと思います。3日間徹夜してもいい、3日間飲みまくってもいいです。学校じゃないから、ちゃんと結果を出してくれればそれで問題ありません。けども結果が出なければがんばるしかないですよね。野球選手だって結果が出なければ休日返上で特打をするし、走り込みをしたり、体のメンテナンスをしたりする訳です。時にはコーチに相談することもあるでしょう。だから結果が出ないのであれば、結果を出すためにがんばってください。このがんばるという言葉は、あまり好きではないですが、がんばるしかないです。そして得てして新卒というのはうまくいかないものです。だから結局は物量でカバーしなければいけない期間があるわけです。別に苦労せずに結果が始めから出せるスーパーマンみたいな人だったらいいですが、だいたいの人は凡人な訳で、そしたらある程度物理的な時間をかけて結果を作っていくプロセスは避けることはできないと思います。結果が出てないのに、外車で遊びまくる野球選手はどうでしょう?ダメですよね。結局そういうことなんです。だってOFFだもんと言っても、それでレギュラーが取れる訳がない。こういう人の行き着く先は?戦力外ですよね。だから、時間とか効率とか働き方とか、言い始めたらきりがないですが、全部どうでもいいから、とにかく結果を出しましょう。勝てば官軍。まずはそれでいいんです。

こうやって信頼と結果の両方を積み上げて行くと、チームの中であなたの色が生まれてきます。強みと言い換えてもいいでしょう。これが初めてレギュラーをつかんだ瞬間です。ここまでがんばりましょう。まずはここまでです。勘違いしてはいけないのはキャラではありません。あくまで実績にともなう結果と、その再現性からでてくる色です。この色をまずはつかんでください。

何をすればいいかは明確です。まずはちゃんと会社に毎日来て、当たり前のことを当たり前のようにやる。挨拶をする。電話を取る。簡単でしょ?そしてチャンスをもらう。チャンスに結果で答える。そしたらまたチャンスがもらえます。そしたらそれにまた結果で答える。

ぼくらもだてにマネージメントをしているわけじゃないので、表面のがんばりにはごまかされません。目立つ必要はありません。全員ちゃんと見てます。ちゃんと見てるから、ちゃんと結果を出してください。そしたら次のチャンスが自ずとやってきます。

そうそう、と読んでいたルーキーを卒業した人もいると思うので、その人たち向けの話は次にしようと思います。

2011.11.07

NYの希望と現実

先週からNYに仕事で来ています。

昨日の朝に時間を作ってLower Manhattanまで足を伸ばしました。Lower Manhattanと言えば、911の跡地であるグランドゼロ(最近はこの名前は使われていないようです)や、いまニュースで話題のウォール街があるところです。

初めてNYに来たのは、2007年の春で、それから2010年、2011年と来ています。

2007年に訪れたとき、グランドゼロは悲しみと、希望と、チャンスと、さまざまな思惑が渦巻いていたように記憶しています。遺族が涙を流しながら祈りを捧げ、その横で観光客が写真を撮り、そしてその観光客相手に当時の写真を道で売っている商人がいる。そんな混沌とした場所でした。

3年が経ち、2010年に訪れてみると、様子はすっかり変わっていて、そこは希望に溢れていました。新しい一歩を歩んで行く、そんな強いアメリカを感じました。グランドゼロの跡地には、メモリアルパークと、世界最大のビル群(ワールドトレードセンター)が建てられることになり、工事は急ピッチで進んでいました。しかし、まだその完成を想像できませんでした。目の前には太い赤い鉄筋が無数に立っているだけだったのです。

そして今年。同じ場所を訪れてみると、その様子は一転していました。そこには確かにOne World Trade Centerがありました。1年でこんなにも変わってしまうのかというほどです。

あと3年もすれば、すべての建設が完了して、ここは世界で最も有名な場所の1つになることでしょう。さまざまな人がこのWTCの完成を心待ちにしている、まさに希望に満ちた場所と言えるのかもしれません。

一方、道を挟んだ反対側は深刻です。

ぼくは今まで何度となくアメリカを訪れていますが、このような星条旗は見たことがありません。アメリカの象徴であるニューヨーク証券取引所の前にある星条旗です。ウォールストリートは多くの警察車両で封鎖され、何百人もの警官が警備にあたっています。休日とはいえ、こんなゴーストタウンのようなウォールストリートは初めてです。

このデモは収まる気配を見せません。根底にはさまざまな思いや、思想や、怒りや、悲しみがある中で、世界経済の中心の中心が今まさにこのような状態であるというのは変えられない現実です。彼らがどんなゴールを迎えるのかわかりませんが、世界各地で勃発している「ウォール街を占拠せよ」というデモ活動は、大きな流れの中の一握りな気がしてなりません。

1年ぶりのNYで、NYの希望と、現実を見た気がしました。

トピックス:「ウォール街を占拠せよ」 – WSJ日本版 – jp.WSJ.com