2010年、今回はじめてSES(Search Engine Stragegy)に参加した。SESとは検索関連のカンファレンスで、主にSEOやSEM、今年はそれに加えてSMO(Social Media Optimization)について世界中の企業が参加してディスカッションをする場である。ディスカッションは1時間で、その進め方は大抵数人のスピーカーがまずはじめにセッションのテーマについて10分ずつくらいプレゼンをし、合計30分から40分ほど使い、残りの時間で質疑応答をしながらスピーカー全員でそのテーマについて議論をする手法だ(例外として1人が1時間話すものもある)。
アメリカでは検索の時代が終わりを迎えつつあり、次のキーワードが「Social」になることはほぼ間違いなさそうだ。
多くのセッションの議題は「今後Socialが1つの大きな軸となる中で、いったい何をすればいいのか?」というそれ1点であった。Socialの時代においてSEOはどのように変化し、変わっていかなければならないのか、TwitterやFacebookが台頭し、Googleからの誘導率が相対的に落ちていく中で、企業はどのようにマーケティングを行うことが今後求められるのか、またそれらを継続的に行うためにどのような組織作りを行い、どのようなことに注意すべきなのか。たくさんの議論の焦点がそこに絞られていたように思う。
しかしながらExpo(展示会)でいくつかの企業を回ってみたところ、残念ながらSocialど真ん中の企業は出展しておらず、いつものSEOやSEMのコンサル会社がほぼ8割、9割を占めていた。手法として特に身新しいものも特になく、どの差別化要因はほぼ彼らが提供するツールであった。個人的にはSearch Engineの会社を楽しみにしていたので少し残念だった。
その中でも特に印象に残った企業はマイクロソフト、「Bing」だ。
彼らは今回数少ない、検索エンジンでExpo出展をしてきた会社だ。それもかなり力をいれてきていた。大きなディスプレイにBingのトップページが映し出され、そこでさまざまなデモを行っていた。そしてそのインターフェイスやSERPはとてもすばらしく、Googleを追いかける(現在のところ唯一の)2番手として非常に大きな存在感を示していた。今まであまりUSのBingを使ったことなかったが、知らぬ間にたくさんの機能がリリースされ、インターフェイスも改善されていたことは驚きだった。ちなみにGoogleはad:techのときと同じくDSPを前面に押し出し、Yahooはそもそも何がテーマなのかよくわからなかった。
またBingはYahoo Incとの提携にも触れており、今後の流れや、それに伴うリスティングの出稿方法や管理画面の変更点についても説明を行っており、カンファレンス期間中にYahooの検索エンジンがBingに変更されたことが発表された。
さて日本との比較の中で大きく感じたことはFacebookの存在だ。もちろんSESに来る前までも、Facebookの話題はキャッチアップしてきたし、その規模が急拡大していることも知っていたが、ここまでFacebookがGoogleと並ぶか、いや抜くかもしれないという議論の的になるほど巨大になっている実感はなかった。US、UKなど英語圏ではFacebookはtwtterと並んで重要視されている存在であり、今やGoogleに加え、twitterとFacebook抜きにマーケティングを語ることはできなくなっているようだ。
日本とアメリカが、テクノロジや手法において大きくかけ離れているとは思えない。カンファレンスやExpoの内容を聞いていても、特に新しい技術や思考があるわけでもない。SEOの手法も、SEMのやり方も、そんなに変わりは感じられない。
けれども矛盾するようだが、日本とアメリカには大きな差が存在すると思っている。それは
1つ1つをきちんとする。
ということだ。
自分のサービスをきちんとコストをかけて分析する。長所は伸ばし、課題は克服する。新しい技術や考え方を積極的に取り入れてみる。そんなあたりまえのことをきちんとしている。だからそれらを支援するためのツールやテクノロジーも深くなる。
さまざまな小さな分野に対して専門化され、チームを持ち、高い目標を課せられている。だからそれらを助けるための細かな代理店やテクノロジ会社が多数存在し、しのぎを削る。後発でも小さな分野に特化すればそこに勝てる道があるかもしれないからさまざまな会社が生まれては消えていく。メディアは大きく急速に成長し、サービスはより便利になる。
日本がどうなのかという議論はここではしないが、ad:tech、SESを通じて一番感じたことはこれだ。
さて今回のSESはad:techの2回通しての共通点を探してみると、ソーシャルとかいわれているものの正体についてもいろいろまとまってきた。
ad:techでは、ものすごいスピードでプレイヤーが増えていく中でROIをいかに上げるかが議論の中心であり、Site TargetingからAudience Targetingにその手法は変化しはじめ、Yield Optimizationが大きな流れの中で提唱されてきた。「カオス」と呼ばれる今の状況をテクノロジの力によって理解できることこそが、企業にとって求められることとなり、広告主も、メディアも、代理店も、その変化にスピーディーに変化しなければならなくなった。いままで考えもつかなかったような手法により、我々1人1人の情報にダイレクトにアクセスしようとしてきている。
これまでGoogleは、世界中の情報を整理することが目的であり、膨大なデータベースをネットの世界に作ってきた。それは今でも同じである。Googleが作った世界は、我々が住むリアルの世界の向こう側にある無限の世界であり、人々は必要に応じてその世界に「検索」という手法によりアクセスをし、訪れてきた。もう1つの世界を作ったのはまさしくGoogleだった。
Twitter、Facebook、Linkedin、さまざまなソーシャルメディアもネットのあちら側に我々の世界を作った。しかしそれはリアルな世界にたとえるならば、我々が当たり前のように持っている自宅の住所や運転免許書や電話番号や年収証明のようなものだった。いままで繋がっていなかったネットの世界とリアルの世界は、より深く繋がりはじめ、今まで存在した「リアル」と「ネット」という2つの世界は1つの世界に統合を始めた。リアルで起きたことは逐一ネットの世界にリンクされ、ネットで知り合った人の家にリアルの世界で休暇を取って訪れるようになった。2つの世界を1つに統合する流れを劇的に進めたのがTwitterやFacebookであったと思う。
我々インターネット事業者は、リアルと密接に関係性を持ち始めたネットの世界をどう捉え、どう使い、どう付き合えばいいのか?
それこそが、検索の次の世界を問う質問なのだ。
日本ではどうだろうか?ネットのあちら側の世界とリアルの世界をつなげる覚悟があるだろうか?
mixiは当初招待制の日記共有サービスだった。自分の日記や写真や聞いている音楽を自ら許可した人、もしくは自らが信頼できる人が許可した人に公開する。それに対してコメントが付き、足跡(訪問履歴)を見ることができる。それはリアルな世界のプライベート空間をインターネットを使ってチラ見せできるようにする楽しさだった。しかしmixiが大きくなるにつれて、見ず知らずの人に対して、自分が知らせていない過去の履歴を見られてしまうことに対する嫌悪感が大きくなり、自らが自らとわからないようにリスクヘッジをするようになった。名前はイニシャルになり、日記は非公開になり、個人が限りなく特定できなくなった。
Facebookはハーバード大学内におけるSNSとしてスタートした。ここで行われたのは、ゼミの課題の共有から公式なオピニオンや考え方に対する議論、サークルのイベント告知であり、さまざまな人に見られることを前提にたくさんのコミュニケーションが存在した。Facebookはやがてみずからの鎖をはずし、すべての人がそのコミュニティに参加できるようにした。それでもFacebookのユーザーは自らがFacebook内で行う行動を「見られること」を前提に行った。つまり自らのメディアとしてFacebookを存在させたのだ。
日本で今後facebookがはやっていくのかはわからないが、少なくともTwitterが出てきたことで、名刺代わりにTwitterのIDを教える文化が少しずつ見られるようになった。Blogを書いていない人にとって、Twitterはオープンに公開された始めての自分のメディアになるのかもしれない。その心地よさや、怖さや、楽しさを知ると、少しずつだがネットの世界に自分の場所を作り始めるのかもしれない。
細かな気づきや学びはたくさんあったが、いろいろ考える時間が取れた貴重な1週間だった。
カンファレンスレポート
SES San Francisco
今日からSESに行ってきます。
SESというのは検索系のカンファレンスで、「検索」というキーワードを軸に、さまざまなレイヤーの人が議論を繰り広げ、未来の検索エンジン、検索サービス、SEO、SEMなどについて考える場です。
今回はじめての参加になりますが、いろいろと学んで帰れればと思います。
帰国は22日の夕方です。
いつもどおりですが、twitter、メールはつながります。携帯はつながりません。
会社関連の方は緊急連絡先を書いておいたので何かあれば連絡してください。
では、行ってきます!
サテライトオフィス
今週からいままでの席に加えてサテライトオフィスを(勝手に)作ってそこで仕事をしている。
場所は社長の横。これがすごく気に入っている。
1. 1分以内の相談ができる
「すみません、古谷さん・・・」と1日に何度も話しかけられる(古谷さんが社長)。思いついたら吉日というし、離れていたらどうしてもメールに書いたりskypeで話しかけたりしないといけないけど、やはり1分で終わるならちょっと話しかけたほうが話は早い。もちろん空気は読みつつだが。
2. 情報量が違う
当然僕以外にもたくさんの人が「すみません、古谷さん・・・」と来るから、その内容をこそっと聞くだけで今の会社の状況がよくわかる。逆に古谷さんの回答を聞くことで、自分とのシンクロ具合もわかる。シンクロしていなかったら、そのようにジャッジをした理由を聞いたり、意見を言ったりできるところもよいところ。
3. 議論できる
古谷さんから話しかけてくれることで話が膨らむこともある。「これはよかったねー」とか「これはよくなかったねー」とかたわいもない話から「そもそも・・・」みたいな話になって、「今後さー・・・」みたいな未来の話ができることもある。これもいいところ。
4. 机がきれい
ノートPCとノートとペンとキーボードとマウスしかサテライトオフィスにはないのできれい。
5. 古谷さんが何しているのかよくわかった
今のところの試算では
P/Lや事業戦略を書いたり確認したりしている時間・・・4割
MTG・・・3割
契約関連やその他もろもろ・・・2割
その他・・・1割
期末だけに今のところPLと戦略をずっと書いているっぽい。
前に事業責任者の仕事のほぼすべては事業をできるだけ遠くまで見て絵を描くことだとある人に言われたことがあるけれどもこういうことみたいだ。それが実感できる。
逆にまだまだ古谷さんがしなくていい(というか必要だけど作業量を軽減できる)仕事もあるようだから、そこはエンジニアとしてシステムでカバーできるところはカバーできるようにしないと。超いい経験。
もちろんデメリットもあって、それは何より自分のチームの現場が遠くなる分、チームの空気が感じられなくなることだ。
けれどもそれはリーダーのIさんやたっきーにお任せしている。
今まではどちらかというと近くでメンバーやチームの状況を見て、細かなやりとりで出てきている問題点やいいところを見つけ出してきたけど、近くで見てなくてもチームの雰囲気や問題点、いいところを見つけ出せるようにならないといけないし、これはある意味テストケース。
まだ3日目だけど席が離れると不思議といままでスルーしていた情報もかなり見るようになったし、細かなメールやメンバーが出してくる小さなアウトプットに敏感に反応するようになった。
まあ遠くになったところで20歩くらいの距離だし、本当に必要なら来るだろうし、最近はよく出張したり休暇とったりしていて、いなかったときも結構あったけど、いなくても回るようにはしてきたつもりだし、そこで問題が起きたらそれはそれで仕組みに問題があるということだから、まあ大丈夫だろう。あとはリーダーのIさんが良きに計らってくれることを期待していますw
情報が枯渇すると、得られる情報源から最大限の情報を得ようとするから逆に情報の質が高くなるようだ。意図的に減らしてみるのもよいかもしれない。
それぞれのリーダーにチームの育て方があると思うが、ぼくは
ゴールはここですよーここに向かいますよーいいですかーゴールはここです。はい!解散!
ってチームが好き。
踊る大捜査線で言えば
全捜査員聞こえるか? 自分の判断で動いてくれ。 本部への報告は厳守。 現場の君たちを信じる。
ってかんじ。
ということでメンバーのみんな、あっち行ったりこっち行ったりしていますが、必要あればいままで通りなんでも聞いてきてください。skypeもメールも随時募集中。直接の相談も大歓迎。あとはIさん、これまで以上によろしくおねがいします
とりあえずもうちょっとは半分半分くらいで仕事をするつもり。ちなみに僕の横はまだ空いてます。
って書くとみんな席がバラバラで内線が混乱して怒られるかも・・・まあ空気読むかんじで・・・
(次は営業の島に1週間いってみようかな)
「【求人募集】GIGAZINEのために働いてくれる記者・編集を募集します」を読んで No.2
前回「「【求人募集】GIGAZINEのために働いてくれる記者・編集を募集します」を読んで」というエントリーを書いてちょっとぼけっと考えたことがあったので今日はそのことをつらつら書いてみる。
まずはじめに、たくさんの応募が来たらしい。
編集長の山崎です。先日から開始した記者・編集の募集について、これまでの過去の募集を大きく上回る前例のない数の求人が来ており、激励する文章も想像を絶するぐらい多く送られてきており、非常にありがたい限りです。ああいう考え方は自立心の強い人か経営者レベルでないと理解できないのではないかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。本当に、本当にありがとうございます。GIGAZINE自体も今後はそれらの期待に応えるべく、記事の中身と質の向上だけでなく、その記事が掲載されるプラットフォームとしての「GIGAZINE」というサイト自体も大きく変えていこうと決意しました。
本当によかった。結局のところ事業に対する思いであったり、どういうことを成し遂げたいのか、どういうチームにしたいのか、それに共感できる人が集まった場所が会社。逆に言えば会社なんてなくても、そういう人がいればきっと事業は成長していくだろう。本当によかった。
話は変わって。
会社の形態なんてそれぞれの会社で千差万別だろうし、もっといえば働き方だって、価値観だって千差万別であって、経営者が欲しい人材もその時々で変わるだろうし、採用した人が今この瞬間から不必要な人になることだってあるだろうし、能力が高ければ必ず採用する経営者もいれば、そうじゃない経営者もいて、能力が高くても採用されない人がいてもいいし、能力が低くても特段の理由があれば採用される人だっていると思う。ようは何でも起こりうる。
今回の話はシンプルにいえば欲しい人が変わりました。いままではこういう基準でとってました。けれどもそれは良くないことに気づきました。だから変えます。今いる人も変わってください。そうじゃなければ今後一緒に仲間としては受け入れることはできませんってことだ。
別におかしな話じゃない。そういうときだってある。
会社も、働き方も、ライフスタイルも、人もモノもすごいスピードで移動して、どんどん多様化している世界の中で、今回のこのニュースから思うことは結局自分で生きていかないとダメだってことなんじゃないかな。動き続けている世界の中で自分が止まったままだとどんどん流されてしまう。何が起きるかもわからない。だから自分が何か思いや成し遂げたいこと、哲学を持っているのであれば、動き続けることが最大の攻めであり、リスクヘッジなのだ。
ぼくは採用面接をすることがあって、たまにメンバーに「どんな人と働きたいっすか?」と聞くことがある。そのときにいまのメンバーから言われたことは「いまこの瞬間今の会社がなくなっても何も困らないし、いつでも別の会社にいけるけどうちで働きたいし、働いてもいいよって人ですかね」といわれたことがある。すごく深い言葉で僕の好きな言葉でもある。
結局こういう人ってシンプルに「強い」人なんだと思う。なんというかすごく雑草魂というか、獣道を書き分けてガンガン突き進んでいける人。そういう人が1つの思いの元に集まったのがチームであり、それを時に会社って人は呼ぶんだと思う。
会社も、人も、組織も、その時々で変わっていく。変わることで強くなる。それを受け入れるか受け入れないかはその人次第。
最後は自分の人生だから。自分自身で生きていかないとダメでしょ。
「【求人募集】GIGAZINEのために働いてくれる記者・編集を募集します」を読んで
実は今日までこの記事の存在を知らなかった。たまたまニュースを見ていたら出てきたので読んでみた。
【求人募集】GIGAZINEのために働いてくれる記者・編集を募集します
2007年の秋以降、ことあるごとに人材を募集してきましたが、今回はさらにもう一段階上のレベルアップを目指し、これまでとはまったく違う視点と条件で人材を募集することにしました。
背景の部分と求める人材の説明がとても長く、本音に満ち溢れているので、「こんなことを言う経営者として失格だ!」とか「よくぞ言った!当たり前のことだ!」とか、賛否両論さまざまな反応が出ているらしい。
ぼくは経営者がこのような記事を書くことを失格だとも思わないし、よくぞ言ったと賞賛することでもないかなと思う。ただ1点気に食わないところがある。
それは自分の考えが変わることもいいことだし、この人がどんなことを考えていてもいいし、それは事業を起こした企業家として賞賛され、誇られるべきところだけれども、1点、いままで自分がした意思決定の責任を自分のメンバーのせいにするのはちょっとどうなんだろうかと思う。それはどんなにそのメンバーたちがダメでも、結局最後は意思決定した自分の責任なんだから。「ひとりひとりがGIGAZINEを支えているのだという自覚が必要であるにもかかわらず、その自覚は皆無、むしろ態度だけがどんどん増長していった」としても、「払われた金の分だけしか働かない、働きたくない、記事を書くのは面倒くさい、そもそもできれば書きたくない」と言われたとしても、「もっと金を寄越せ」と言われたとしても、それはすべて見抜けなかった自分の責任。
もちろんこの裏にはたくさんの理由や思惑があるのかもしれないし、もしかしたらこれは採用のように見えるけれども、中にいる人へのメッセージなのかもしれないし、ある人へのエールなのかもしれないし、いろいろな理由があるだろうし、読む限り本当にこの人は悩んでいたんだろうけれども、それども何であれこうやってメンバーのことを公開で非難するのはぼくの感覚的にはちょっとないかなと思う。
正論だけれども、正当な理由があれば辞めてもらうことができる権利を持っているわけだからそこは説明をして辞めてもらえばいい。そして次の意思決定にその経験を活かせばいいと思う。
ただきっといろいろ賛否両論出ることも承知でこれだけのことを書いて、人や何より「編集者」という仕事論・事業に対する思いを伝えられるのであれば、次はきっといい人が来るんじゃないかなと思う。来て欲しい。これだけ編集長が思い持っているんだから。それに共感できる人が。
料理人はスケベじゃないとダメですね
これはいま最も京都で予約が取れない店の有名な料理人の言葉です。
料理人ってスケベやないとダメですね。エッチ。
スケベな人間はいろんなところを見てますよね。たとえば女性が歩いて来たときにほんのわずかな谷間とかね。
一瞬のシャッターチャンスを見とるわけや。
ほんなら修行時代でも「いま砂糖いれよった」というのを見取るわけや。
「あーいま酢いれよったな」というのをパッと見とる。
本当に大切だと思います。
オリジナルなんてないし、どれだけ盗むのか、どれだけアイドリング状態にできるのか。
もし自分なら同じことができただろうか?あえてしなかったか?できなかったか?
いつもいつも自分のまわりで起きていることを自分のこととして考えることが大切だと思います。
Yahoo!JAPANの検索エンジンGoogle採用に思うこと
さまざまなメディアでトップニュースで扱われているこのニュース。
ヤフー・ジャパンと米グーグルが事業提携を発表
日本のインターネット検索最大手「ヤフー・ジャパン」とアメリカの検索大手「グーグル」が事業提携すると発表しました。
今回の提携で、ヤフーはグーグルの持つインターネット上で情報を検索する機能などを採用し、逆にオークションなどで更新されるデータをグーグル側に提供します。去年、アメリカのヤフーはマイクロソフト社との技術提携を発表していましたが、ヤフー・ジャパンはマイクロソフトではなくグーグルをパートナーとして独自に選択しました。
この世界にいる人間で少なからずYahooと話をしたりしている身なので、身勝手なことはあまり言えないが、明らかなことは、何が起きたとしても、我々のパートナー様に迷惑がかからないように準備をしっかりしていくことは昨日チームの中で明確にした。わたし個人としてもちょうど今週末本部長合宿なのでプロダクト関連の責任者としてしっかりそれらに対する方針を決めてきたいと思う。
ここから先は2社からのリリースを読んで感じたことを書いてみる。
今回のトリガーがYahoo Inc(アメリカのYahoo)がBing(マイクロソフト)と組んだことであることは間違いがない。Yahoo! JAPANはソフトバンクの資本が入っているので同じYahooだけれどもUSのYahooとは違うものだ。ではYahoo! JAPANとしてどうするのか?そこを経営陣が考えはじめたところがすべてのはじまりだ。
ヤフーは2004年以降、米ヤフーが開発した「ヤフーサーチテクノロジー(YST)」を使ってポータル(玄関)サイトを運営してきた。しかし、ヤフーに出資する米ヤフーが昨年、検索エンジンを米マイクロソフトの「ビング」に変更することを決めたため、将来はYSTが使えなくなることになり、対応を迫られていた。(読売新聞)
そこでYahoo! JAPANには3つの選択肢があった。1つは日本独自で作る。2つ目はUSと同じくBingにする。3つ目はその他の検索事業社のものを使う。
結果的には3をとり、そしてGoogleを選択した。
今回の決定においてYahooがGoogleの検索エンジンを採用したことと同時に、YahooがGoogleに対してさまざまなデータを提供し、高速に検索可能にしたということを忘れてはいけない。つまり、YahooのコンテンツがGoogleの検索において優位に働くということだ。
YahooとしてはGoogleの検索結果画面からの流入が増え、そしていままで「ニュースはYahoo、検索はGoogle」という使い方をしていたユーザーが、すべてをYahoo! JAPANのトップページでしてくれればそれだけでYahooの利用率は増える。
一方Googleは日本市場における検索のシェアを伸ばしたいと思っている。Yahooのクエリがすべて取れるのだとすればそれは断る理由はない。
結局お互いにとって最良の選択だったのだろう。
特にGoogleは一瞬にして日本市場において不動の地位を確立させたなという印象だ。もう山手線のデジタルサイネージでがんばって広告を流さなくてもいい。
さて、ネットを普通に使う人にとってどういう影響がでるんだろうかと考えてみた。
実はYahooは数年前まで検索などまったく手をつけてなく、Googleの検索エンジンを使っていたことを知っているユーザーはあまりいない。今回はその状態に戻っただけだ。なんら驚くべきことではない。
また、さまざまなサイトの検索サービスの裏側がYahooやGoogleのエンジンで動いていることを知っている人(意識して使っている人)もあまりいないと思う。
今回、井上社長の会見にも会ったとおり、Yahooの検索サービスにおける裏側のエンジンがGoogleになるだけであり、Googleの検索になるわけではない。言い方を変えると「Powered by Google」の検索が日本の検索の9割になるわけではないのだ。いままでどおり「Powered by Yahoo」もあり、さまざまな「Powered by xxxx」が存在し続ける。あくまで1つしか存在しないものは裏側のしくみだけだ。
見た目はぜんぜん違うけれども実は中身は同じという状況は、とくにコピーコストが限りなくゼロである情報分野においては特別なことではない。
もちろんインターネット企業には多大な影響を与えることだが、ユーザーはきっと何も気づかないだろうし、意識もしないだろう。つまり影響はない。いや大きく(かついい方向に)あるのだけれども、それに気づかない。だから影響はない。
インターネット関連企業にはさまざまな影響をおよぼすこのニュースだが、冒頭に書いたとおり、我々としてはしっかりを準備してパートナー様に迷惑がかからないようにしていこうと思う。
まーでもびっくりした。
名刺を新しく作って思うこと
新会社設立に伴って名刺を新しくした。
そこでふときづいたのだが、自分の名前よりも自分の肩書きが上に書いてあるのはどうやら日本の名刺だけらしい。いや、そうじゃない場合もあると思うが、少なくとも自分が持っている海外の会社の名刺の中で、自分の名前より肩書きが上に書いてある名刺は1枚もなかった。チームの人にも同じことを聞いてみたが、誰も持ってなかった。
前に養老孟司が
「日本の名刺はもう一番大きく肩書きを書いて、その下に小さく名前を書いたらいいのにね」
といういうことを皮肉にも言っていたそうだ。
いままであまり考えたこともなかったが、考えてみれば肩書きは肩についているから、つまり横に付属しているから肩書きであって、それが自分の名前の上にあるのはたしかに変だ。これなニュアンスの問題だと思うが、上にあると「株式会社xxx yyyy本部長のzzzです」という意味に聞こえ、下にあると「zzzです。今は株式会社xxx yyyy本部長ですがね」という意味に聞こえる。まあどっちでも同じだし、どうでもいいことなのだけど。
最近は肩書きも多様化していて、名がどのくらい体をあらわしているのか疑問なことも多い。カタカナの名前だとわけがわからないことも多く、CEOといっても実質的には違ったり、本部長だけど数人しかメンバーはいなかったり、リーダーだけどもマネージメント対象はいなかったり、そもそも肩書きがない仕事だってたくさんある。
肩書きはあくまで肩書き。肩についているタグみたいなものだ。本来その人が本当に魅力的で、説明が要らなければらそんなタグはいらない。
名刺の作り方に日本人の働き方が見えた気がした。
新しく作った名刺の一番上は名前にした。将来自分の名刺から名前の下に書いてある役職が消える日がくるといいなと思った。
海外旅行に安く行くためのまとめ
この夏海外旅行に行こうと思ったのでいろいろ調べたのだが、けっこうわかってきたことがあったのでまとめる。
まず海外に行くための方法は2つある。ホテルと航空券がパックになったツアーにするのか、もしくは航空券とホテルを分けて取るのかである
ツアーのいいところは、空港までの送迎がついていたり、予約が1回で済んだりすること。あとはたまにめちゃくちゃ安いプランが出ていたりする。
航空券とホテルをバラバラに取る場合、飛行機の時間を決められたり、ホテルをはじめはここで最終日だけちょっといいところに泊まるなどということができる。
海外旅行おすすめの選び方
step.1 ツアー料金で相場を知る
まず見るべきはabroad。大体の中小ツアー会社のことはここで一括で見ることができる。まずここで相場を知ることが始まる。ちなみに私は2009年にNY10日間15万というツアーを見つけたことがある。それは小さな小さな旅行会社だったが、ちゃんとしっかりしていたし対応は大手と何ら変わらないものだった。
次に見るべきは言わずと知れたHIS。なぜここを見るべきかといえば、HISはabroadに載っていないのだ。
そこで日程、行き先に対しての相場の値段を知るところから始まる。ちなみにツアーの場合、航空券は
1. どこの航空会社なのか(未定なのか)
2. どこのホテルなのか?(ホテルのランクは?)
3. 送迎などはつくのか?
を確認したほうがよい。
ある程度の値段感がわかったら次へ。
step.2 ホテルと飛行機をそれぞれ確認する
まずはホテル。ホテルはなんといってもexpediaと楽天トラベル。楽天トラベルはたまにすごく安いキャンペーンをやっていたりするのでチェックをする。
ツアーで見たホテルと同等だとどのくらいなのか?グレードを上げるとどのくらいの差分がでるのか?などを確認する。
注意すべきは海外は1室料金、ツアーだと1名料金だということ。たとえば3名分の場合、expediaなどを使うと1室料金なので単純に3で割った数字が1名負担となる。ホテルによってはちょっと高いが3名以上用のセミスイートなどを格安で出しているところもあるが、3で割ってみると案外安かったりするのでその辺に惑わされてはだめ。
次に航空券。航空券でも活躍するサイトがabroad。
基本的に航空券には2種類あることを覚える。
1. 格安航空券
2. PEX航空券
1はツアーなどで売り残った座席を売っている場合。これは安い。しかし航空会社未定だったり、すでに満席だったりする。2は航空会社から旅行会社に降ろされている価格の座席。この座席は原則どの旅行会社でも値段の差はない。しかしもちろん座席は決まっているし、マイレージがついたりもする。そして航空会社の画面とつながっているのでサイトによっては即予約可能だったりする。逆に1はウェブから即空席紹介などはできない。

上記の航空券は2のPEX航空券に属される。なぜわかるのか。まずデルタの航空券は会社がすべて違うのに価格が7万円となっている。これが価格が同じということだ。ちなみに楽天トラベルでも7万円なのは変わらない。

航空券の料金を見るときに忘れてはいけないのは税金。サーチャージだけではなく、出国税や成田空港使用税、たとえばアメリカならアメリカ入国税などもかかる。ちなみにアメリカの場合は全部合わせて30000円くらいだと思っておけばいい。
そしてホテルと航空券を足した額がバラバラにとった場合の金額だ。
step.3 比較する
ここから比較に入る。比較にはいい悪いはないので、予算や重要視することなどから考えればいい。
比較するとわかるが、いわゆる観光地でない場合ならほぼ金額は変わらない。観光地の場合は旅行会社と観光当局の間で取引がある場合があるので、ツアーのほうが安くなったりする。
おまけ
今後夏休みシーズンに入る。日本は8月13日あたりのお盆は劇的に高くなる。けれども当たり前だが中国や韓国、海外にとってはただの8月13日だ。だからシーズンの場合、expediaなど海外のホテル予約サイトを見るとそんなに値段は高くならない。高くなるのは航空券だ。だからバラバラにとる場合まずは航空券をどれだけ安くとるのかが肝となる。ホテルは1週間前に予約してもそんなに値段に差はない。
海外旅行のニーズが高まる中で、いまはすごく安いツアーや飛行機、ホテルもたくさん出てきるのでけっこう探すだけでも楽しかったりする。
最後に、海外旅行はすぐに売り切れるし、売り切れていてもウェブに載っていたりするので、まずは電話やメールで空席を確認することからしたほうがいい。

