「そこまで言うか!」は裏マニュアル!かな

だらだらベッドで読めるだろうし、映画見たと思って買ってみたら思いのほか面白かったから、本屋の横のスタバで読みきってしまった。3時間400ページイッキ読み。


そこまで言うか!

計7時間の対談を、脱線部分も含めてすべて隠さず書いているらしいので一気に引き込まれていく。ここまでいうのかよ、っていう部分もかなり書かれていた。

たとえば

西村 儲け話は、お金持ちのほうだけで流通して終わっちゃいますからね。「いい社債があるんですよ。5000万円からです」って話になっちゃうから貧乏人には買えない。儲け話をつかみたいと思っても、追うのは自由ですけど、基本的にははずれしかまわってきませんよ。

堀江 講談社なんかにいたら、これから大変だよ。
西村 でもいまだに新卒には講談社が人気だってさ。
堀江 だって、講談社なんて、30代の年収が2000万だよ。でもさ、2000万円もらったてたら、この会社が危ういってことくらい、ちょっと考えれば・・・
勝間 わかりますよね。
堀江 わかるはずじゃん。
西村 漫画があれだけ売れてるし、とか思っちゃうんじゃないかな。
勝間 ほとんどの社員が、何部売れて、どのくらい利益が上がって、ってのをちゃんと計算してないでしょ。

みたいなかんじ。

天使と悪魔が自分の中にいるとすれば、「そうなんだよなー(笑)」と主に悪魔がうなづく部分、奇麗事じゃない部分が多い本だった。

そうだよなーと思ったポイントをいくつか抜粋

1. 年功序列賃金も終身雇用制度も、全部幻想

西村 これからは給料なんて絶対上がらないですよ。非正規でも、正規でも、あがるわけがない。能力が高ければ上がるけど、低い人はずっと上がらない。そんなの当たり前じゃないですか。
勝間 デフレですからね。能力に応じてしか給料は上がらない。
西村 年功序列が終わって、現在は実は職能給に変わったんだけど、あまりみんな気づいてないですね。
(中略)
堀江 テレビ局だって、そういう給与体系にしちゃったじゃない。以前と今とでは、生涯年収で1億円くらい違うからね。
(中略)
堀江 よく「能力給はいいことなの?」とか言うけど、いいこともなにも、能力給じゃないってことが俺は完全によくわからない。逆に年功序列の意味は何なの?
西村 会社が豊かだから、余ったお金をどうやって分配して、社員の不平不満を減らすかを考えたときに、能力制にすると若者の給料もどんどん上がっちゃうじゃないですか。だから年功序列制にして、「あなたたちの給料、毎年上がりますよ。だから、年功序列でやりましょう」ってやったほうが効率がよかった。
堀江 いわば若者を使うためのエサ。給料の後払いでしょ。
(中略)
堀江 経済が成長していたときは、そういう幻想が作れたから若者をだませた。「お前ら、あと30年働いたら、年収1000万円を超えるぞ」とかいって年収300万円くらいで働かせていた。それにだまされてみんなずーっと働いてきた。でも、そうやって満額もらって退職金までもらったやつは、戦後から現在までで、10年間分もいない。

うちは年功序列じゃないし、長くいたから給料が上がるとかあまりないけど、給料に関しては、この本でもたくさん書かれていて、リアルな数字もいっぱい出てくる。ようはみんな給料に関して(お金に関してかな)無関心みたいだ。自分もずっと無関心で、あまり気にしてなかったけれども、ある人と会って「給料のことは絶対考えろ」と100回くらい言われたから今はすごくリアルに考えるようになった。
これから先、日本の給料水準は上がらないと思う。唯一にして絶対の上げる方法があるとすれば、それは市場価値を上げること。ようは人材だって経済学の原理であって、その人のニーズが市場において高まれば、その人の価値は上がる。
市場価値が上がるケースは2つしかない。
1つはいままで価値がなかったけれども、外的要因でその能力のニーズが高まって市場価値が上がる場合。たとえば昔はベトナム語がしゃべれることに対する市場価値はなかったけれども、ベトナムが日本のグローバル展開において重要な拠点となると、自分は何もしていなくても、その能力に対するニーズが高くなり、自らの市場価値は上がる。結果給料も上がる。
もう1つの市場価値をあげる方法は、自らが能力をつけて結果を出すこと。これは自らが変わるパターン。努力しないと上がらない。その事実に気づかないと、ずっと変わらない。
どちらにしろきらりと光る何かがあって、それが市場とマッチして、結果を出して、はじめて給料はあがるもの。当然の話なんだけども。。。ね。。

2. 起業

堀江 僕の知っている人で、能力は低いけど起業した人はいっぱいいる。みんなそれなりにやっている。
西村 うん。有能である必要はなくて、何らかの能力が他人より飛びぬけていれば、なんとかなる。でも、それを知らない人は、起業には万能性が必要だと思っていますよね。サラリーマンの場合、平均60点をとったらいいサラリーマンなんですけど、起業した場合は80点が1個あれば、他の教科は20点でもなんとかなる
堀江 そうだね。
勝間 そこが違いますね。

これはホントなのかな。起業した人に聞いてみたい。まあけど結局80点を作らないとそもそも一生サラリーマンってことみたい。何か作らないと、自分の強みを。けどそれって本当にあと20年強みでいられるのかということも同時に考えて、常に最新のものにアップデートしないといつの間にか強みが強みじゃなくなるときもあるし、そもそも自分が強みだと思っている部分は大いなる勘違いの可能性もあるから確認も怠ってはいけない。

3. 搾取

堀江 おれはバイト先で営業の仕事もやったわけ。営業やるのはぜひオススメ。会社がいかに中抜きをしているのかがわかる。おれの給料は50万しかもらってないのに、おれがやった仕事の受注を500万くらいでやっている「おっ、500万も取るのね、これで!しかも製作から営業まで、ほとんど俺しか働いていないのに・・・450万はどこにいったの?って気づくでしょ」
勝間 結局、自分がやっている仕事や、付加価値に対して、本当に見合う給料をもらっているのかどうか、それを疑問に思うかどうかですね。搾取されているのか、されてないのかというのを、考えられるか考えられないか。
西村 そういう会社の中にいて、会社がどういう仕組みで動いているのかに興味があっがら、だんだんお金の中身が見えてくると思います。
勝間 起業するか、就職するかはどちらでもよくて、その仕組みにちゃんと合わせながら、自分が心地よくスキルを伸ばせるかの問題だと思いますよ。ポワーっと企業に勤めてしまって搾取されるのは避けましょう、ということです。
堀江 本当にそうだと思う
勝間 でも、搾取される人間は、それだけの人間だから、その人が起業してもうまくいかないかもしれないですけどね。

結局は意識の問題ということ。ポワーってやってちゃ絶対ダメ。ポワーってやってたら、結局損するだけ。起きてる間はアイドリング状態。無駄なことはしない。

4. 考える力

勝間 たとえば、あなた(同席している編集者)はなんで今日、白いYシャツにネクタイなんですか?
西村 いや、その格好は正しい。服装で不満を感じたり、評価する人もいるから
勝間 でも、どう見ても今日の3人で誰一人、そこに不満を感じるひとはいないでしょ。
西村 (中略)そういうのにしないといけないという義務感を感じているとしたら、それは違う。
勝間 結局、そういうところじゃないですかね。場を読んで自由度を高めるとか、そういう訓練をしないと、「毎日シャツにネクタイを着ていればいいや」になっちゃうんで。

なんか同じことを書いている気がするけど、これもきちんと考えろという話。思考停止になるなということだ。
ちなみに自分の場合は商談だけど、Tシャツとジーパンのときもあるし、同じ相手でもジャケットのときもあるし、スーツのときもある。それは話す内容によっても変えているし、全部に意味がある。たまにスーツじゃないのと言われるときもあるけど、少なくともスーツの必要はないと思ったときには着てこない。基本あんまりすきじゃないから。まあ冬ならいいけど、夏は暑いから着ない。
ただ自分の見え方のイメージがつかなかったり、それが変わる可能性があったり、リスクになるならちゃんと着る。そこで判断される可能性もあるから。
ようはそこもちゃんと考えようねってこと。納得して腹おちして自分の行動を決めるべき。

5. 結果がすべて

勝間 教育的に、「言われたことを素直にやるのがいい」みたいなことをずっとやっていますよね。私は中学校から私立にいたから良くわからないけど、公立の学校に通っていた人と話すとぜんぜん違う教育で、そこが一番大きな問題じゃないかと思います。
(中略)
勝間 私、小学校までは公立です。今考えると、目的があって、それにバーッと最短距離で行くのは得意なんだけど、目的をセットするのが苦手な子が多かった印象があるんですよ。
堀江 それはいい子じゃないですか。それは単純に教育の問題で、小学校の先生も「努力したら報われる」って言ってるでしょ。でもそれは、嘘なんだよ。
勝間 「結果が出るように努力をしたら報われる」が正解ですね。
西村 結果を出せばよくて、実は努力すらする必要はないんですよね。
勝間 本当は、努力せずに結果を出すのが一番いいけど、それは・・・
西村 日本の場合は努力せずに結果を出すと、嫌われますよね。
堀江 うーん。今のはちょっと正しくないな。正しくは、時間をかけて努力をして、それが報われたらすばらしいといわれるんだよ。短い時間で努力して、結果をだしても、それは認められない。
勝間 ピンポンピンポーン。効率的な努力は認められないんですね。

結局は結果。まあこれを言ったら夢も希望もなくなるようだけど、ようは結果。アウトプット。貢献。それでしかない。ここも個人的にはすごく大切にしているところ。

そしてもし結果が出せないようなら最低限がんばれってこと。「がんばります」じゃない。「結果出します」が正解。

がんばらなくて結果も出ない→最低
結果は出ないががんばった→まあ努力は認めるけどがんばりましょう
がんばって結果を出した→いい
がんばらずに結果が出た→超いい

目指すはがんばらずに結果を出すこと。けど結果でなかったら最低だから、少なくとも結果が確実に出そうなところまではがんばるべき。あくまで目指すのは結果。

以上が気になった部分の抜粋。これでも最後の1/3くらいからしか抜粋してないけど、それは後半からしかドックイヤーをつけてなかったから。前半はけっこうなスピードで読んでいたけど、途中からこれはなんかBlogに書こうかなと思い始めたので、後半部からばかり抜粋した。

すごく面白いので読んでみてください。奇麗事じゃない話がいっぱい書いてある。これが裏の本音。合う人と合わない人いて当然だけれども、合わなくても「まあこういう人もいるんだ」くらいで読める内容です。ちなみに個人的にはあまり表に出さないところを代弁してくれているところもいっぱいあって読んでいて心地よかったかな。

# ばーっと書いたので途中抜粋に抜け漏れがあるかもしれませんが、ご了承ください


そこまで言うか!