事業

月曜日に取締役の石川さんと1ヶ月ぶりのさし飲みに行った。

そこでいろいろ話したので、ちょっとつらつら書いてみようと思う。テーマは「事業」について。

10月から久しぶりにPLと予算を持つ生活が始まった。PLや予算を持つというのは、達成のための遂行も含まれるが、そもそもPLそれ自身を作ることから始まることが多い。いわゆる「中長期」と呼ばれているものだ。

その事業において、3年後の姿を思い描き、ビジョンやミッションを決め、そこから数字を作る。数字はときにボトムアップであり、ときにトップダウンだ。いままでの積み上げの自力でどこまで3年後伸ばせるのか、それに努力幅の数字を乗せて作るときもあれば、全社や市場環境といった要因からトップダウンで数字を決めてしまうこともある。

そこから、その数字を達成するためにやるべきこと、戦略と戦術を考える。簡単にいうと、3年後の思い描くゴールがW杯優勝だとして、それを達成するために、どういう戦略で戦うチームを作るのか、どのような首脳陣を選ぶのか、誰を招集するのか、いつどのような練習や試合をするのか、それらすべてを決めなければいけない。もちろんそこには競合という外部要因もからめば、選手のコンディションといった内的要因も絡んでくる。

最後にそれら戦略と数字をリンクさせていく。一番大切なことは、戦略と数字が必ずリンクしていることで、それらにロジックがないともはや意味がないということは石川さんと一致した。

その中で最近は毎日の数字を見ることが楽しくなってきた。はじめはプレッシャーで本当にどうしようかと思い悩んでいたが、最近は出社してバッチ(プログラム)を叩いて、昨日のデータを出して、PLに反映させていくことが楽しい。

そんな2ヶ月だったが、そこでいろいろ感じたことを石川さんに話した。

事業を見ることというのは思いを乗っけることだと思う。
自分の子供みたいなもので、そこに対してルールもなければ、決まりもない。ゴールはどう育てていくかだけだ。

そのなかで、1つ1つの戦略や戦術や、もっと言うと資料1つとっても、その1つ1つに強い思いや愛を乗せないとダメだと思っている。これが最近最も思うことだ。

事業を見るときに、それをどれだけ「自分ごと」に、そして「綺麗ごと」にできるかどうか。
それは、その根幹にあるのは事業に対する思いだ。

綺麗事というのは、清々しい緊張感といった意味だ。凛と張った、美しい鏡のような緊張感という意味である。

そしてもう1つ話したことが、イノベーションということだ。

一昨年の春にシリコンバレーに初めて行った。本当に天気がいい街で、広大な土地に広い道路、アメリカのデカさや広さを感じた。GoogleやAppleやYahooがここから生まれたといわれたら、たしかにここからなら生まれるかもと思ってしまう。

そういうシリコンバレーと勝負しているんだということをもっと実感しないといけない。それは普通のことをやっていてもイノベーティブなことなんか起きないということだ。

イノベーションを起こそうとしているのだ。

だから普通ではだめだ。普通以上のスピードと思いでやらないと追いつけない。

よく「スピード」と言われるが、そのときに思い描く景色はシリコンバレーの晴れ渡った空であることが大切なのだ。

だけども石川さんはシリコンバレーには行ったことがないことは付け足しておく。

そんなことを話した月曜日だった(と思う)。

sb