至福のレストラン

前々から行きたいと思っていたレストランがあって、しかしながら行く機会もなく放置していたら、偶然が重なってランチでそこに行く機会に恵まれた。

この店は東京で最高といわれている3ツ星フレンチレストランのシェフたちが独立して作った店で、味も、サービスも、雰囲気も、すべてが完璧に保証されている。それに加えてホテルのレストランにはない温かさやぬくもりがあり、本当に「料理」で生きていく人の最後の姿を見れる場所だと思う。

最高のランチだった。

すべてが完璧で、パーフェクト。家具も、食器も、音楽も、そして何より壁に飾ってある巨大な絵も、全部だ。

それに加えて感動したのが、最高級ホテルにある3ツ星レストランの総料理長として、よく雑誌に写真が載っているその料理長が自分からたった5m先で自分たちのために料理を作っている姿を見れたこと。たしかにホテルの厨房はベールに包まれていて見ることはない。それは考えてみればシェフも同じことで、お客様の顔を見ることなどめったにないのだろう。

だからこそこの店を作ったのかもしれない。

そういう意味では頂点まで上りつめたシェフが最後にたどり着いた場所が、ホテルの中にあるキッチンではなく、小さなカウンターキッチンであったという事実はとてもうれしかった。

絶対また行く。そう決めて店にお礼の絵葉書を出したあとの深夜1時。