集中力をあげる方法

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集中力を上げることは何かをアウトプットするときにとても大切な要素のひとつです。

なぜなら

アウトプット = 効率 × 時間 × 能力

だからです。

ではどうやったら集中力が上がるのでしょうか?
これに関して、脳科学者の茂木健一郎さんは

すぐに集中できなくても、無理矢理でも始めることが大切。

といっています。

つまり、朝会社についてコーヒーを飲んで、ブログを読んで。。。っとするのではなく、デスクに着いたら1秒後には全力で仕事に向かうということです。

実はこれを今実践しています。

いままでは朝ブログを読んだり、日報を読んだりしていたのですが、それをやめて、まずは仕事をすることにしています。はじめはニュースやブログ記事が気になったりしていたのですが、最近はとりあえず仕事をして疲れてきたら、初めてニュースを読んだり、ブログを読んだりするということがすこしずつ普通になってきました。

なぜこの方法に茂木さんがたどり着いたのかというと、超多忙な茂木さんの空き時間はまさに10分や20分の単位です。そのときにわざわざ缶コーヒーを買ってニュースサイトを見て、「さあ論文読むか」などと言っていたら到底仕事の時間を取れるわけがありません。

短い時間を有効に活用するにはこの方法しかなかったといったほうがいいかもしれません。

脳科学的には

ニューロンは何かの行動をとるとき、他のニューロンと組み合わさって回路をつくる。
行動を繰り返すと回路は強化されることが分かっている。すぐに集中する行動を繰り返せば、集中する回路が強化されると考えられる 。

そうです。

よくよく考えると、家の掃除なんかも、初めてしまえばあとは進むことは容易いことが多いように思えます。
大変なのははじめの一押し。

だからこそ無理やりにでも初めてしまうことが大切なのでしょう。

参考になれば幸いです。

参考サイト

「ウェブ時代 5つの定理」を読んで

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本書は梅田さんがこれまでにシリコンバレーで読んできた、聞いてきた言葉をまとめたものです。

結論から言うと、ずっと手元に置いておきたい本だと感じました。
おそらく来年、5年後、10年後に読んでもその時々に響く言葉があるでしょう。

紹介される1つ1つの文章には躍動感があり、読んでいてさわやかな気分になります。
決してシリコンバレーがそんな夢の楽園だとは思いませんが、彼らの根拠なき自信と、時代を作っていることに対する誇りは称賛すべきことであり、うらやましさを抱かずにはいられません。

今回はぼくが共感したいくつかの下りを書きたいと思います。

シリコンバレーの存在理由は「世界を変える」こと。
「世界を良い方向へ変える」ことだ。
そしてそれをやり遂げれば、
経済的にも信じられないほどの成功を手にできる。── スティーブ・ジョブズ

Silicon Valley is all about changing the world.
It’s all about changing the world for the better, and if you do that,
you can be incredibly successful economically.──Steve Jobs

ぼくが尊敬するジョブズの言葉。
世界を良い方向に変えることがシリコンバレーの、ひいては自分自身の存在理由であり、その副産物として金銭的な成功がある。

ちょっと長いですが、次は解説文からの引用です。

 皆が仕事で夜遅くなってしまって、社内でちょっとしたパーティをやるからデリバリーのピザを頼もう、そんな場面を思い浮かべてください。
 ピザを注文するなんて誰がやってもいことです。私はスタートアップにかかわって、そういう場面に居合わせると、誰がどういう行動をとるかを興味深く眺めて観察します。
 大企業に長く勤めて最後は秘書的なアシスタントがついていたような人は、そういう雑用を自分から進んでやる習慣がありません。誰かに頼むクセがついてしまっている。口には出さなくても、例えばそんなことは大学院を出ている自分がやることではないなどと思っている人が結構います。
 しかし、ベンチャーの世界はそれではだめなのです。誰かを探す間に自分がやれば終わりという仕事は、気づいた人が片付けて、先へ走っていかなければならないのです。
 ゴミを捨てたり、ピザを頼んだりするような、些細でどうでもいいことを、自分でさっとやってしまうか、それとも「これをやるやつは誰なんだ」といって人を探すか、という違いは本当に大きい。「行動重視」というのは、そことにいる奴が自分の手を動かせ、というメッセージです。誰がやってみ大ことだからこそ、自分でさっとピザの注文の電話くらいかけられるようでありたい。そういうフットワークの軽さ、行動重視の人こそベンチャーでは望ましいのです。

その通りだと思います。

私たちは、グーグルを「世界をより良い場所にするための機関」
にしたいと切望している。── ラリー・ページ

We aspire to make Google an institution that makes the world 
a better place.──Larry Page

本書では「company」ではなく「institution」であることが注目すべきことであると述べられています。

採用について。
グーグルの採用への態度は、本来の就職という概念の本質的な部分をまさに指し示していると思っています。

グーグル社員が、すなわちグーグラーがすべてだ。
グーグルをつくりあげているのは、ケタはずれに優れたテクノロジストと
ビジネスピープルの才能を惹きつけ、
それを梃子として利用する力だ。── ラリー・ページ

Our employees, who have named themselves Googlers, are everything.
Google is organized around the ability to attract and leverage the talent of
exceptional technologists and business people. ──Larry Page

採用候補者は、技術的能力だけでなく、
その「グーグリネス」によっても判断される。
「グーグリネス」とは、人と協力することを楽しむ性格、
上下関係を意識しない態度、親しみやすさなどからなる。
── フィナンシャルタイムズ紙

Candidates are judged not just on their technical ability but on their”Googliness”, a quality denoting a willingness to work collaboratively, a non-hierarchical attitude
and friendliness, among other traits.──Financial Times

グーグルでの採用のポイントは大きく4つあるようです。
まず、地頭がいいこと。
実際、グーグルの社員は、IQが高くて頭の回転が抜群に速く、なおかつ、いつも興奮している感じの人が多い。さらにグーグルは、Ph.Dを持つ人材を採りたがります。なぜなら、博士号を取得した人は、ひとつの物事を考え続けることに長い期間コミットした経験を持ち、知的能力に優れていることが証明済みです。そして、徹底的に対象を分析し、定量的に数値を取り、それをもとにした論理構築をする訓練をつんでいるからです。
2つ目のポイントは、何かを達成した実績があること。エンジニアであれば、大学院においてであれ、企業内であれ、オープンソースのプロジェクトでも良いのですが、何かを開発して作り上げた「達成のトラックレコード」を持ち、頭のよさや、技術力だけでなく、実行力、行動力、プロジェクトを取り仕切って何か形あるものに仕上げた経験を証明できる人が強い。
中略
3つ目のポイントはコミュニケーション能力。チームの一人として、強調して働くためのコミュニケーション能力に長けた「使える」人材であることです。
中略
そして4つ目が「グーグリネス」であるかどうか。このグーグリネスを採用のポイントとしてきたからこそ、グーグルは大組織になっても、人間の集団としての相乗効果、人々の才能をレバレッジしての「組織としての創造性」を発揮することが可能になったといえるような気がします。

「すごい(Great)」だけじゃ不十分だ。
いつも期待されている以上の結果を出せ。
グーグルは「(誰かと比較して)ベストである」ことを
到達点と甘んじない。それはあくまでも出発点だ。
── グーグル10カ条の10

Great just isn’t good enough. Always deliver more than expected. Google does not
accept being the best as an endpoint, but a starting point.
──Ten things Google has found to be true.

大切なこと。改めて。

 日本人は、社会に対して、個としての自分を明確に提示していく習慣があまりありません。「自分が何者か」よりも、「自分の所属はどこにあるか」に重きが置かれてきたからです。ビジネスにおいても、この魅力や実力での勝負より、組織の看板で仕事をする傾向が全体的には強く、終身雇用制度がそれに拍車をかけてしまいました。現実社会でのそういう土壌が、実名で自己表現をするのに不慣れな社会を助長したともいえます。
 しかし、これからは個の実力でサバイバルしていくことがますます求められる時代です。ウェブ世界においても、「自分は何者で、どういう姿勢で発言をするのか」という、パブリックな場での自己表現、身の処し方に意図的でなければなりません。
 ウェブ上でのネットワークが生きたものになるかどうかは、それを使う社会における個人の成熟度にかかっているといえるでしょう。

茂木健一郎さんの言葉を借りれば「これからの組織と個人の関係はアフィリエーション」。まさに個の時代にです。

最後はやっぱりこれしかないです。

君たちの時間は限られている。
その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。
ドグマにとらわれてはいけない。
それでは他人の思考の結果とともに生きることになる。
他人の意見の雑音で、自分の内なる声をき消してはいけない。
最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、
もうとうの昔に知っているものだ。
だからそれ以外のことは全て二の次でいい。
── スティーブ・ジョブズ

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma─which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others・opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
──Steve Jobs
Steve Job’s Commencement address at Stanford University, June 12 2005

偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ。
まだ見つかってないなら探し続けろ。落ち着いちゃいけない。
まさに恋愛と同じで、見つかればすぐにそれとわかる。
そして素晴らしい人間関係と同じで、年を重ねるごとにもっと良くなる。
だから見つかるまで探し続けろ。探すのをやめてはいけない。
── スティーブ・ジョブズ

The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it. And, like any great relationship, it just gets better and better as the years roll on. So keep looking until you find it. Don’t settle.
──Steve Jobs
Steve Job’s Commencement address at Stanford University,

何度聞いてもすばらしいスピーチです。

とてもいい本です。刺激になります。ぜひご一読を。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く! (単行本(ソフトカバー))
梅田望夫 (著)

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