すごい生き方

日曜日。

溜まっていたDVDを見ながら、ブログを読んでいる。

ぼくはNHKのプロフェッショナルという番組がすごい好きで、茂木さんが好きっていうのもあるのだけども、出てくる人(選ばれる人)が本当にすごい人だなと思うからだ。

茂木さんについては「あんなの科学者じゃない」というバッシングがあるのも十分理解できるが、そんなものに興味はなくて、彼がメディアには出てこない場所で提示している世界観や問題提起はその辺の科学者やライターと議論する余地もないくらい高いレベルのものであり、本物の科学者はこうあるべきなんだ、世界を変えるような研究をしている世界の科学者たちはこんな高いレベルでの思考をしているんだとショックを受けた。

もし茂木さんを夜のバライティに出ているだけの人だと思っている人はこれを観たらいい。これは彼が毎年行っている東京大学での講義の2009年度の様子だ。少し難しい部分もあるけども、わからないなりに観てみるとすごく面白いし、時折脱線する世界の科学者と日本の科学者の違いや、英語に対する考え方など刺激を受けられる部分もたくさんある。ちなみにぼくはこの動画をすべてipod用に変換して、ipod nanoで持ち歩いて、モチベーションが下がりかけたらこれを観たりしてもっとがんばろうと思ったりしている。若干変な人だけど。。。

ちなみにここでよく出てくる茂木さんの友人の池上高志という人も只者ではなくて、複雑系科学とか人工生命とか、もう本当にわけわからないことをずっと研究し続けているバカみたいに頭がいい人だ。最近NHKの番組に出たらしい

今日観たプロフェッショナルは上田泰己という人の話で、この人自身はずっと前から知っていたのだけど、改めてドキュメンタリとして見ると、「おれまじ何やってんだろう」とリアルにへこんでしまいそうになる。


上田泰己さんは理化学研究所で体内時計の研究をしている人として有名で、夜に明るい光を浴びたら体内時計が狂ってしまって体調が悪くなるという、今となっては有名な話を実験によって立証したすごい人だ。彼の研究の目的は何か。それは「哲学でも、文学でもなく、科学の力によって生命とは何かを説明する」いう途方もないこと。小学生の時に「生きるってなんだろう?」と疑問に思い、それから東京大学医学部に入学。大学の勉強では足りないと思い、企業の研究プロジェクトに学生ながら入れてもらい、そこから27歳大学院生のときに、ありえない若さで理化学研究所(日本の科学技術の総本山)のしかも研究リーダー(大学で言えば教授職)に抜擢され、現在数々の大学の客員教授を務めている。

上田さんや茂木さんや、あとはMITの石井さんや、彼らと比べると自分は本当に何をやっているのだろうかと思ってしまう。彼らは英語を自在に操り、国境を越えてさまざまな人と議論をし、本当に世界を変えるイノベーションを起こすために行動をしている。そして組織ではなく、自分自身の価値によって生きている。

彼らのような生き方を目指したい。

ぼくは幸運なことに、世界を変えるとか、世界を又にかけるとか、さまざまな分野の人と深く議論することに対して、認められている。それはある意味とてもラッキーなことであって、多くのひとはそんなことは考えもせず生きることに必死であり、目の前のほんの些細な楽しみしか考えることができないなかで、ぼくには今考える余裕が与えられている。
いま目の前でおきていることが、すべて過去に自分が行った選択の結果であるとすれば、ぼくがこんな幸運な世界にいることに心からの感謝と誇りを持ちたいと思う。

自分の市場価値を高めていくこと。市場価値というより、存在意義を高めていくこと。それこそが自分の生きる道だと再度確認した。

そんな日曜日だった。

Zさんのブログから学んだビジョンの大切さ

朝からECナビのグループ会社でリサーチパネルエイジアの代表をされているZさん(以前adingoで共に同じチームで仕事をし、超頭がよく、最も尊敬している人の1人)のブログがささりまくった。

Google Buzz騒ぎに思う、ビジョンの大切さ

自分は、このサービス(Google Buzz)が話題になったときから真っ先に思ったのが、
『なんでGoogleが彼らのビジョンと一見関係のなさそうなサービスをリリースしたのか?』
という点でした。

Twitterの後追いサービスのようなものを仮にリリースしたのだとすれば、
Google帝国もついに退潮の兆しか・・・?とも思いましたが、
いままでの流れからすれば、組織カルチャーとして、そんな安易なことは絶対にやらないはず。

グーグルのビジョナリーたちの試験をかいくぐって外に生まれ出てきたこのサービスには、
グーグルならではの何か意味があるはず。

Zさんの解釈

Googleは検索というワールドにいる。
彼らのビジョンは、”make everything searchable – 全てのものを検索可能に”。

上記のページから読み取れるのは、
彼らはBuzzをつかってリアル世界に既にあること、そしてこれからおこることを、
すべて場所・時間・人情報と一緒にリアルタイムに検索DB化していくためのプラットフォームを創ろうとしている。
そういう風に自分は感じました。

それはある意味、
make everything searchable から、make the future searchable というような、大きな進化への一歩という気もします。

それが正解かどうかはどうでもいいことであって、

結論として、Buzzというサービス自体がどこまで流行るかどうかは分かりませんが、
彼らがこのサービスをなんとなくやってみて、なんとなく運営する、ということはないだろうとは、なんとなく想像できます。
成功・失敗に関わらず、彼らが目指す究極の検索サービスの実現に向けた何かのFeedbackを彼らは得ると思う。

いくらなんでも、あのグーグルが、あそこがうまく行ってるからうちもソーシャルやってみたい!
みたいなバカな会社じゃないだろう。

「いくらなんでも、あのグーグルが、あそこがうまく行ってるからうちもソーシャルやってみたい!
みたいなバカな会社じゃないだろう。」
というのは耳が痛い。

目の前ばかり見てないだろうか、そこに決意と思いはあるのだろうか、ちゃんと考えないといけない。
「あそこがうまく行ってるからうちもというバカな会社」に決してなってはいけない。

ここから先が最高のまとめ

このことから改めて自分が思ったのは、
やっぱり、意味のあるビジョンを持つことが極めて大切であるということ。

この、情報があふれている時代、
そして何よりも、
別に一生懸命働かなくても一定水準の生活が可能である時代、
つまり怠けていても実は全然かまわない豊かな時代に、
ビジョンを持たなければ何の進化もできないこと、
を改めて感じます。

ビジョンとは、
社会に対してどういうValueを発揮したいのか、ということであり、
古く言えば、大義名分のこと。

これがあるから人間は改めて自分の気力を奮い、
その実現に向けて一目散に努力し、
社会の中で自分が価値を発揮できていることに満足を感じる。

逆にビジョンがなければあふれる情報に惑わされ、
中途半端に右往左往するかぼんやりしているしかない。

自分の内面を見つめ、社会の大きなうねりやニーズを考え、
そこからビジョンを設定し、
それに対して必要なものを収集していく、
というアプローチでなければ、
やるべきことは常に曖昧で、関心外のことにならざるを得ない。

うちのメンバーには、
このビジョンが持つ意味、なぜそういうビジョンに達したのかということを、
必ず最初に説明し、共感してもらっている。
できるできないや個人のスキルは関係ない。
まずこのビジョンに共感できて初めて一緒に共通のゴールに向かって仕事ができると思っている。

なぜならビジョンはゴールそのものだから。
しかも永遠に「達成した」ということにはならない厄介なゴールなのですが。

全ての事業、全ての行動が、
このビジョンの達成に向けた着実な進化に寄与するものとして設定され、
それに向けた大きな流れを皆が実感と満足をもって感じられるような組織にするべく、
微力ながら自分の精一杯の力で頑張りたいと思う。

そもそも内容以前に、文章を読むと「そうだよな」と思うことを、ここまでわかりやすく言語化できるZさんはすごいなと思う。

朝の大切なときにBlogをエントリーするのはあまり好きではないけども、このエントリーは絶対に忘れてはいけないと思ったので書いてみた。

自分の文章で後日きちんと整理しようと思う。