「脳を活かす仕事術」を聞いて

今日は朝から茂木さんの『脳を活かす仕事術ー「わかる」を「できる」に変わる』という講演を聞きながら出勤した。

人間の成長はアウトプットをすることで得られ、インプットだけではもはや意味をもたないという議論はすごく面白かった。たしかにネットがこれだけ発達すると、どんなHowToであってもGoogleで検索をすれば知ることはできる。しかし本当にそのHowToを使いこなすためには膨大な時間のアウトプットが必要であり、そのアウトプット量がこれからの時代の大きな武器となる。仕事でも、趣味でも、わかったつもりにならず常に外に発信することを心がけようと思う。英語の本は英語ができるようになればそのうち読めるようになるのではなく、英語の本を読んでいたら、いつのまにか意味がわかるようになるらしい。実は数日前から英語で日記をつけているのだけども、がんばって続けるといつか英語を書くのか苦にならなくなるのかな。。

もう1つ面白い議論が、西洋と日本との「innovation」に対する考え方の違いという話だ。西洋は一神教で、神が7日間で世界を創ったという世界観なので、innovationは1人がゼロからイチを創りだすことを意味するが、日本はサッカーのパス回しのように、innovationは様々な小さな発明や発見のあとに大きな発明があるという世界観なのだという。けれども西洋のそれはロマンティックな考え方になろうとしていて、近代科学の発展は膨大な人々の営みによって大きな発見がなされていることは自明の事実である。だからこそ、日本人はもっと自信を持たないといけない。日本人のやり方こそがこれからの世界で大きなイノベーションを起こす導火線になれるのだという。面白い議論だと思った。そしてこの「人のパワーを使って何かをする」という分野は自分の得意分野なのでちょっと嬉しくもなった。

茂木さんの講演はpodcastで聞けるのでおすすめです。
もぎけんpodcast

片田元己先生の「最後の授業」

有給をもらって、大学時代の恩師である片田先生の「最後の授業」に行ってきた。

そういえば4年生のときに、「小澤がマスターコースに進んだら最後の大学院の卒業生になるかもね」なんて話していたなと、懐かしく思い出した。時の流れは早く、今年の3月をもって定年だそうだ。

「最後の授業」は戦後の混乱期から、科学を志した片田元己という人の生きざまそのものが現れていた。出てくる写真1つ1つを懐かしそうに話している先生の目は、ずっとかわらず緩んだままだった。

ぼくが片田先生が好きな理由は、素晴らしい経歴をお持ちで、日本におけるメスバウア分光学のパイオニアにも関わらず、熱くもならず、怒りもせず、ルールも決めず、他人からの目を全く気にせず、自分のやりたいようにやり、学生にも好きに研究をさせ、自分を大きく見せようともせず、毎日を楽しく生きている、そんな常に等身大なところだと思う。ぼくが研究室にいたとき、先生から研究について怒られたこともなければ、何時に来いとか、何曜日は休みだとか言われたことも1度もない。話しかければ淡々とにこやかに話を聞いてくれた。他の教授の悪口を言うこともなく、愚痴を言い合うだけの飲み会に来ることもなかった。

「最後の授業」。楽しそうに、でもめんどくさそうに、恥ずかしそうに、90分間話し続け、途中パワーポイントが止まったら、「もうやめろってことかな」などといつもの調子で笑いを誘い、最後に特段いいことを言うこともなく、「じゃ、そんなかんじで。終わり」とにこやかに終わった。拍手がなり、謝辞のスライドを用意していたのに、拍手のあとにそれに気づくのも先生らしく、恥ずかしそうにそれを見せて、もう一度拍手が鳴り終わったら、みんなが先生のもとに駆け寄って、挨拶をして、先生はそれに恥ずかしそうに答えていた。

今後はどうされるのかわからないけども、1つわかっていることは、ずっと等身大のままで、他人からの目などまったく気にせずに、背伸びをせずのんびり暮らしていくことだけは間違いがなさそうだ。そうはいっても頼まれたら断らない片田先生だから、きっとどこかで科学の話をしているに違いない。

とにかく感謝。
お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

片田先生のもとで研究した内容:アルキルアンモニウム鉄錯体のメスバウアー分光学的研究

弾丸出張

2泊3日の弾丸出張に行ってきます。連絡はGmailでお願いします。携帯、メール通じません。

アジアは初めてなのでちょっとドキドキです。
お腹壊さないようにしないと。。。

※会社関係の方は私のチームメンバーに聞けば緊急連絡用携帯の番号が分かります

※加筆
そういえば高校生のときに北京と上海に行ったことを忘れていた。アジアはじめてじゃないや。でも不安だ。。。